一日の疲れを取るお風呂。一日の終わりをゆったりと過ごす為の場所であるお風呂には少しだけ拘ってみたいものです。 タイル貼りなど自分の思い通りに1から作れる在来工法のお風呂は大変魅力ですが、やはりお手入れが簡単で費用も抑えられるユニットバスにしたいという方も多いのではないでしょうか? ユニットバスは、種類によって浴室テレビや乾燥暖房機、ジェットバスなどのオプションが付けられるものもあり根強い人気となっています。そこで在来工法のお風呂からユニットバスへ浴室リフォームを行った場合に考えられる費用や相場を考えてみましょう。 ユニットバスへのリフォームのしくみまず、ユニットバスには寸法やデザインが決められているものですが、それにもグレードがあります。このグレードはオプションにも左右されますが、まず浴槽の大きさや洗い場を含めた全体的な大きさである坪数からユニットバスを決める必要があります。 その上で浴槽の大きさ、オプションを付ける上でのグレードを決めるのがおおまかな流れです。大きさには大きく分けて4種類あり、0.75坪、1坪、1.25坪、1.5坪。この坪数は、今まであった浴室に入れるサイズとなりますので、今までの風呂よりもひと回り小さいものを基準に選ばなければなりません。 大きいものを入れたい場合は、ユニットバスを入れる場所を広げる工事が余計にかかってしまうことを覚えておきましょう。 そしてそのユニットバスの中に入る浴槽が各3種類程あるのですが、その3種類の中から好みの大きさを選ぶこととなります。この基本的なオプションのないユニットバスでは金額が50万円から120万円程。これに工事費用が上乗せされると考えれば良いでしょう。 単純にユニットバスを入れ込む工事代金は40万円から100万円と考えるのが基本的な相場です。しかし在来工法の風呂であった場合、いざ風呂を壊してみたところ、水が床下にまで染み出していたということが考えられなくもありません。 そのような理由で床下が腐っていたなどということがあればそこを補修してからユニットバスを入れ込むことになるので、工事代金や工事期間も上乗せになることも考えておくべきです。ちなみにこのような場合の補修工事の相場としては5万円から10万円となっています。 選んだユニットバスの出入り口が、今まであったお風呂の出入り口とかみ合わず、出入り口を作る為に壁や床の改修工事が行われることもあり、そして入れたいユニットバスが従来のお風呂の大きさよりも大きいものであった場合は間取りの変更、増築などの工事を必要とするため、これも上乗せの工事となります。 このように、ユニットバス本体の金額の上に上乗せされる工事代金は、どのような工事が行われるかによって大きく変わるのですが、この金額が突然大幅に増額してしまうようでは困ってしまいますよね。そのようなことのないように見積りをお願いする際、現場の事前確認と共に補修工事が必要になった場合は最大でどれほどの金額がかかるのかということなどを聞いておくことが大切になります。 また、このような見積もりは必ず複数の会社から取っておくことが良いでしょう。業者によっては、その工事の殆どを下請けに出してしまう業者もあり、そうなると金額にもかなりの差がつくものです。 また、ユニットバスには保証書がつきます。この保証書を貰えるのかはもちろんですが、後からの不具合にどれほど対応してくれるかなど、アフターフォローについても確認しておくことも大切です。浴室リフォームは割と簡単な工事で、工事期間もそれほどかからないとは言え、大きい金額に変わりはありません。 満足のいくリフォームをするためにも、自分なりにはじきだした予算、相見積り、工事代金などの確認はしっかりと怠らないようにするのがリフォーム成功の鍵となるでしょう。 |
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