最近では、お風呂もご自身で仕様を選んでいくことが主流になっており、浴槽の素材をライフスタイルに合わせて選ぶことが多くなっています。小さい子どもがいたり高齢者のいる家庭では、出入りのしやすい高さや大きさを確保する事が大切になります。一部にベンチが付いたものなら、親子で入れたり半身浴をするのに向いています。寝そべりたいなら横長の浴槽が適しています。家族全員が快適に過ごせるものはどのタイプになるでしょうか。 浴槽の形状ストレート浴槽は、スタンダードな形で深めに設計がされています。全身浴でたっぷりのお湯を入れて入るために設計されています。日本のお風呂の元祖になるもので、カラーバリエーションやシャワーの仕様でお洒落にしてと、使いやすいデザインになっています。コーナーは、バスルームのコーナーにフィットするものです。洗う場所を広く取れて、浴室内を広く見せる効果もあります。細めの長方形の浴室にはお勧めで、変わった形のコーナーを選ぶと個性的なデコが似合います。お気に入りのモチーフで、バスタイムを楽しんでみると良いでしょう。 ななめは、長方形を一片を斜めにカットした形になっており、入り方は、幅が広い方に背中を向けて入る格好です。たまご型は名前の通りたまご型になっているバスタブで、フォルムがゆったりと柔らかくリラックスタイムにはぴったりのものです。1日の疲れが、洗い流されます。色は黒にするとスタイリッシュで、コロンとしているのが洗礼された印象になります。 アーチ型は縁がアーチになっていて、スマートな形状です。アーチ部分が薄いので、縁がつかみやすく子どもやお年寄りが入りやすくなっています。 ワイドは名前の通り広々としていて、手足が伸ばせるので心地よい時間を満喫出来ます。ベンチ付きのものなら、親子で入るのにも便利ですね。花びらを浮かべて、ゴージャスな雰囲気を醸し出してみるのも素敵です。 Sラインは段差があるため自然に節水が出来て、段差には足を伸ばして載せることができます。腰かけて、半身浴としても使用してみて下さい。カラーを好きな色にして、のんびりと時間を過ごす空間にするのがおすすめです。 浴槽の材質材質にはFRPがあり、最も主流な材質です。ガラス繊維強化プラスチックの略称で、軽量な樹脂素材になっています。本体価格がリーズナブルですので、標準なものには採用しているケースが多い印象です。汚れが付きやすいですが、こまめに掃除すれば長持ちします。 人工大理石は人気の高い素材で、天然の大理石のような色合いが魅力的になっています。ポリエステル系とアクリル系に別れていて、アクリル系の方が肌触りが滑らかで透明感があります。清掃性が優れているのが大理石の特徴で、美しさが長続きするのもうれしいですね。 ステンレスは傷やサビに強く、汚れなどをキープしやすく、保温材が施されているので保温性が高くなっていて、根強いファンが多いです。金属特有の肌触りから好き嫌いが別れ、金属の肌触りを軽減した商品も開発されています。 ホーローはガラス質で仕上げていて、肌触りが滑らかなので抜群です。独特の色合いが、様々なものと調和するので人気があります。銅板と鋳物の2種類あり、鋳物は厚みがあって重量感もあるのでサビや腐食に強いです。重さがあるので、1階以外に置く場合は荷重対策が必要です。表面がガラス質なため、シャワーヘッドなどで傷付けてしまう事もあります。 木製は木ならではの温もりがあり、香りがいいのが特徴です。保温性・耐熱性・耐衝撃性に優れていて、最近は掃除がしやすく腐りにくい加工が施されています。このため、木製に換える家庭も増えているのです。 ショールームでは実際に浴槽に入って体験が出来ますので、ぜひ試してみて下さい。お風呂の主役にもなるものですので、満足のいくものが見つかるようにデザインも機能も意識してみると良いですね。 |
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