浴室乾燥機は、ただ洗濯物を浴室で乾かすためだけのものではなく、気温が低くなる時期に稼働させておくとポカポカな浴室環境で入浴ができる大変優れた機能をもっています。 覚えておきたい浴室乾燥機のタイプまず浴室乾燥機には浴室の壁や天井に取り付けられるタイプがあります。通常換気扇を外して通気穴と呼ばれるダクトを利用して取り付けますので、換気口の位置で取り付け場所が決まることになります。他にも、取り付けたい所に照明などの障害がなくて、設置場所の壁が重さに耐えられなければ、強化してから取り付けるといった具合に設置に適した状態であることが必要です。天井に取り付けられる乾燥機には単純に上から設置するものや、換気扇を取り外すといったシンプルなものがありますが、その手のタイプの設置には手のかかる工事は不要です。 また、リフォームや新築の浴室である上に取り付けられる環境なら、天井へ埋め込むというビルトインタイプの方がスタイリッシュで見た目がいいです。そして、壁に取り付けるタイプの乾燥機は主に壁に換気扇があれば比較的簡単に設置ができます。 浴室乾燥機を取り付ける費用は、メーカーや施工業者によって異なりますが本体と工事費を含めると10万円から15万円程といわれています。そしてガス温水式は10万円超、電気を利用するタイプなら10万円あれば収まるものが大半です。いずれを購入するにしても決して安い商品ではありませんので、工事を依頼する前にいくつかの業者で見積もりをだしてもらい比較、検討した方が納得ができるでしょう。 前述したように、この乾燥機には「ガス」を使用するものと「電気」を使用するものの2種類があります。 ガス式と電気式、どちらがいいの?ガスを利用した温水式乾燥機は、沸騰したお湯を循環して暖かい風を作り出しますが、取り付ける乾燥機以外にも外部に熱源機の設置が必須ですので、その分費用がかかります。メリットは電気式と比較して乾燥力がありますので、厚地の衣類であっても乾燥は早いです。ガス代がどの位かかるのかという点では、住んでいる地域などで料金が異なりますが、冬のような寒い季節だと使用料金が上がりやすいといえます。 一方電気を利用する乾燥機は、ガス温水器タイプよりも初期費用が割安な上に乾燥機内のヒーターで作り出す熱を生かして温風を出すことができます。 また、電力会社や使う乾燥機の種類で変わってきますが、27円/kWhと仮定した場合衣類を乾かすために1250Wで3時間使用したら101円、暖房目的に1300Wで1時間の使用なら35円というのが、使用料金の目安となります。乾燥機は特に寒い時期には重宝するものですが、毎日のように使用する状況であれば当然気になるのが電気代やガス代といえます。その場合、いかに浴室を暖める時間を短くできて、ポカポカな浴室環境に整えることができるかということが大切です。 節約に繋がる手段としては、まずフィルターを掃除しておくことです。意外に思われるかも知れませんが、フィルターにちりやほこりが付着していると、暖かい風が浴室全体に行き届きにくくなるために、必要以上に電気代などがかかってしまうことが考えられます。適した掃除方法が付属の説明書に載っていますので、それに基づいて定期的にキレイにしましょう。 その他の注意点として、浴室内の水気や湿気を拭いて取り除いておきます。もし衣類の乾燥目的で利用する際に水気などが浴室内に至る所に残っていれば、やはりその分電気代が生じてしまいます。他の家族のためにお湯を張っている時は蓋をしておくと良いでしょう。 毎日のちょっとした工夫で気になる使用料金を抑えながら、快適な入浴ができる上に洗濯物の乾燥にとても役立つアイテムといえます。 いまなら浴室リフォームで浴室換気乾燥暖房機がついてくる!! |
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