2018年2月1日より発売されたクリナップの「CENTRO(セントロ)」は、最上位システムキッチン「S.S.」がフルモデルチェンジし、新たに誕生したシステムキッチンです。 10年ぶりとなった「S.S.」のフルモデルチェンジ。「機能性だけではユーザーの心を惹きつけることはできない」として、構想から完成までに数年をかけ、満を持しての登場となりました。「CENTRO」はスペイン語で「中心・真ん中・核心」を意味しており、”キッチンを暮らしの真ん中へ”というキャッチコピーの通り、機能性を高めながらもシンプルでスタイリッシュなデザインが目を惹く、家の中心となるにふさわしいキッチンとなっています。 3種から選べる意匠性の高いワークトップ3種類あるワークトップの中で注目すべきは、今回新たに追加されたセラミックワークトップでしょう。今までLIXILのシステムキッチンでしか選べなかったセラミックワークトップがクリナップからも登場しました。 セラミックは抜群の耐久性・耐熱性・耐汚染性・耐光性を持つことで注目を集めている素材です。刃物などのキズもつきにくく、熱した鍋やフライパンを直接当てても変色や変化の心配がほとんどありません。色の強い汚れや化学品に対しての抵抗性も非常に高く、調味料やコーヒー、インクなどがこぼれても簡単に拭き取ることができます。 定番のステンレスは錆びにくく、熱に強く、優れた強度を持つうえ、プロの調理場でも採用されていることから非常に人気の高いワークトップです。 また高級感の漂う質感が美しい人造大理石アクリストンワークトップは、他のワークトップにはない豊富なカラーバリエーションが魅力です。 調理にこだわる人のための「クラフツマンデッキシンク」熟練の職人だからこそ可能となった一体成形のステンレスシンクは、本格調理にこだわる人のためにデザインされました。 日本初のハイブリッドコンロ「Dual Chef」熱源として普及している「ガスコンロ」と「IHクッキングヒーター」。どちらにも得手不得手があり、調理にこだわるのであれば両方も欲しい……。キッチンを選ぶときに悩むポイントのひとつに、クリナップが新たな答えを出しました。それが、ハイブリッドコンロ「Dual Chef」です。 ガスコンロとIHクッキングヒーターの両方が搭載されているコンロは、実は日本では初めてとなります。炒めものをガスコンロで調理しながら、IHクッキングヒーターでは煮込み料理を仕込む、といった使い分けが実現可能になり、料理の幅がグンと広がります。 調理も片付けもスムーズに捗る「センターポジション」「CENTRO」の名の通り、収納コンセプトにも「真ん中」のキーワードがちりばめられています。コンロ用ツールコンテナとシンク用ツールコンテナに挟まれた真ん中を「センターポジション」とし、よく使う物をまとめてセンター寄りに配置しました。 例えば、日に何度も行う湯沸しにはIHクッキングヒーターが便利。センターポジションに最も近い位置にIHクッキングヒーターがあれば、水汲みから湯沸しまでの工程をほとんど移動することなく行うことができます。 ツールコンテナの引き出しも、よく使うものほどラクに取りだせるように設計されています。出し入れがサッと行えるので、作業が効率よく進みます。 豊富な品ぞろえの扉カラー扉カラーも5クラス全36色と豊富に揃っています。ひときわ目に留まるのが伝統技法の「たたき染め」をモチーフに作られた京友禅柄の塗装扉。手塗りで1枚ずつ仕上げられる扉は、機械では再現不可能な風情のある仕上がりです。 スピン研磨ステンレスにシルク印刷で仕上げられた扉は、見る角度によって柄が異なって見える石「タイガーアイ(虎目石)」をイメージして作られました。ステンレスとは思えない豊かな表現は一見の価値ありです。 まとめ機能性だけでなくデザイン性にも力を入れるべく、数年の研究を経て誕生したシステムキッチン「CENTRO」。 無駄のないシンプルなデザインでありながら、スタイリッシュさと高級感を兼ね備えた魅力があります。 凹凸のほとんどない”箱デザイン”に加え、オプションで取っ手レスにすることで更にフラットな見た目になります。視覚的なノイズを極力取り払っていながら機能性も全く失われておらず、10年分のノウハウを取り入れてより使い勝手がよくなった印象です。 良い意味で「S.S.」を遥かに越えた「CENTRO」は、料理好きな方にぜひオススメしたいキッチンです。 ▼クリナップ CENTROシンプルプラン(B-Style・扉05クラス)▼クリナップ CENTRO基本プラン(B-Style・扉05クラス) |
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