お世話になっております。
株式会社OKUTA Handymanリフォームの清光です。
弊社、関東圏のみの店舗展開でございますので出張という物にもとんと縁がないのですが
この度、選ばれし戦士達のみでLIXILさんの工場見学ツアーへ参加させて頂きました!!
という事で着いたぜ!
名古屋駅!!
いわゆる名駅(めいえき)ですね。 なんか違和感のある略称ですが、どうやら名古屋城の事を「めいじょう」と呼んでいた事の名残という一説が。 ちなみに名駅(めいえき)は住所にもなっているのでれっきとした正式名称になります。
うんちくはさておき、早速ジャンボタクシーでLIXILの榎戸工場へ向かいます。
到!着!
ちょっと分かり辛いですけど、この白いところはトイレの形、青いところは洗面ボウルの形になっています。 このロゴが表す通り、LIXILで製造している衛生陶器のほとんどがこの榎戸工場で製造されているとの事。 生産量も聞いたんですが、なんかもうよく分からない数値でした。とにかくたくさん。
いざ!工場見学!!
…とここからは撮影禁止になってしまうので、見学した印象をお伝え出来ればと思います。
ざっくり言うと、材料をまぜまぜして、型にいれて乾燥させて焼く、というラインが完成しきっているのです。 素となる泥漿を型に嵌めて、型が取れたばかりのトイレを見させて頂きましたが、なんとも大きい! というのも、乾燥と焼成の工程で最初の形から約14%ほど小さくなるとの事。 緻密に計算されて型が出来るそうなのですが、他のパーツなど組み合わせて最終形態になる部分にどうしても焼成という一見不確定要素にも思える工程があるにも関わらずしっかりとした製品として出荷される事に驚きです。
また、検品体制もしっかりしており、最終的には人の手でじっくりと検品されていました。 しかし、多くが機械化されている状況でありましたが、これを昔は人の手で…、と考えるとただただ凄いな、と思わされました。
そしてライン工場の見学が終わり資料館へ
なんと、奥に見えるのは金のトイレですぐわかると思いますが、手前はなんだと思いますか?
シルバーのところ全部スワロフスキーです笑
お値段なんと、1000万円
金のトイレは700万円だそうです。
いや、全然悪い意味じゃないですよ、悪い意味じゃないですけど、名古屋にきたなぁ、って思いました。
その後はタイル博物館!
こちらのタイル展示はとても素晴らしく、タイルでここまで出来るもんなのか…と思わされるばかり。
壁以外、目に見える仕上ほぼタイルですからね。
スケールが違い過ぎて。
中でもこのタイル部屋がとても気に入りました。 イスラムの天蓋を模した形になっていますが、これも全部タイルです。
また、タイルの歴史を順路に沿って説明してくれて大変分かり易かったです。
どうしても東洋文化に根付いていた物ではなく、我々はどちらかというと瓦といった文化でしたが、同じ焼き物でもこうも世界での広がり方、文化としての現れ方が違う物なのだな、と非常に興味深く見られます。 一般でも勿論解放されていて、外人の見学者の方も多くいらっしゃいました。
また、同じ敷地内にトイレの資料館もあり、こちらではINAXに限らずトイレの歴史に触れる事が出来ます。
こちらが世界最初の水栓トイレを再現した展示ですね。
イギリスが発祥のようです。
その昔、イギリスでは尿瓶などに排泄した物を窓から投げ捨てていたそうで…。 それによる疫病の蔓延なども大変な問題になっていたそう。
そこで下水道のインフラが整備され、最終的には水洗トイレが登場し、日本にも伝わった…という歴史になります。
こちらは多機能トイレの歴史ですね。
日本は未だに多機能トイレについては世界随一の国ですから、本当に恵まれていると思います。
前の仕事の関係で色々な国に行かせて頂きましたが、一番カルチャーショックを受けるのはトイレといっても間違いないかもしれませんし。 海外のトイレってとにかく詰まりますし、フランスとかは公衆トイレ有料な上に汚いですし、紙流せない国もありますしね。
普段から当たり前のように使っていますが、先人達の努力の結晶なのだと思います。 我々も新しい何かを生み出せるように頑張りたいですね。
これはタイル博物館にあった可愛いステンドアートです。
男の子はウチの蜷川社員ですね。
将来、こうなって貰いたい物だな。
という事で初日は終了!
2日目はちょっと長すぎるのでハイライト!
犬山城行って
天守閣登って
田楽食べて帰りました!
なにより暑くてですね…。 梅雨入りしたんじゃないの?と思うくらいなんですが、雨よりは全然良いですね。
愛知は良いところですねー。
日本のへそに久しぶりに来られて大満足でございました。
しかし、常滑市の焼き物文化が今なお進化しつつ土着している事に感動しましたし、日本って良いな、って思えました。
なんか、真面目ですよね。本当に。
真面目な土壌で真面目なメーカーが作ったトイレ、これからも皆様のお家へお届けいたします。
ご精読、ありがとうございました。
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