前回に引き続き、パートⅡをアップします。 ここのルートはとても変化に富んでいて、飽きのこないルートです。 渓流~紅葉~所々から雲海も見えて、本当にお奨めです。 エンディングで、一気に視界が広くなったかと思ったら、写真に納まりきらない大きなパノラマが目に飛び込んできました。 あっけに取られて、足を止め見惚れて眺めてしまいました。まるで、淡く色付けをした墨絵のようでした。 写真にしてしまうと、あまりにもチッポケで、このスケールの雄大さをどう表現したらよいのか戸惑ってしまいます。 槍ヶ岳はもちろん、北アルプスのほとんどの山々、八ヶ岳、富士山、とオールスター勢揃いです。 この「墨絵」を眺めながら1~2時間のんびりと稜線が続きます。(アップダウンがありますが・・・) 「常念岳」2857m。 頂上は5人でいっぱいになってしまうくらい狭いです。そこに1時間以上滞在してしまいました。 雲がゆっくり動いているのと、遠くの山からゴーゴーと響く風の音が聞こえてくることが、唯一、時間の流れを感じる瞬間!! 本当に来て良かったと、何度も独り言を繰り返していました。 近づいたって動じませんでした。「雷鳥」。 一歩一歩が違って見える空間と、刻一刻と変化する気温は、五感が研ぎ澄まされ、自分自身と向き合うとても大事な時間となりました。 こういう登山ルートも、振り返って見るとゾッとするけど・・・笑。 ビビリーな高所恐怖症のわたしは、何でこんな高見にいるんだろうと、よく思います。ビビリーなのに。。。 ですが、やっぱりアルプスは「やめられません」!!
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板倉 憲一