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清水の柱

先日、緊急事態宣言の明けた京都へ観光に行ってきました。
何度見ても、清水の舞台は圧巻です。

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建築士らしく構造について、調べてみました。
清水寺の創建は8世紀頃までさかのぼりますが、舞台ができたのは11~12世紀くらい。 本堂は「懸造」と呼ばれる工法により、本堂の一部と舞台は崖からはみ出しており、78本の柱により支えられています。現在清水の舞台を支えている柱で一番太いものは樹齢400年以上の欅で、現在このような立派な欅の柱を得ることは困難です。

切り出した欅を柱として用いる場合、樹齢の約2倍の年月の使用に耐えるそうです。現在の本堂が建てられたのは1633年、2021年現在で388年経過しています。樹齢400年とすると、800年もちますから、あと412年の猶予があることになります。2000年、京都府内に約3,000本の欅が植樹されました。おそらく400年後に大規模な改修工事になることと思われます。見届けられないのが残念ですね。

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