冬に増える家庭内の事故のひとつに、ヒートショックがあります。

今回は、ヒートショックの危険性や、ヒートショックを予防する方法、ヒートショック対策のリフォームをご紹介いたします！

冬にリビングで暖房器具をつけていると、室温は20℃以上になりますが、暖房をつけていない浴室とリビングとの温度差は10℃以上になります。

さらに、40℃以上ある湯船につかるという急激な温度変化の影響で、血圧が一気に上昇・下降すると、

「ヒートショック」が起こります。

血圧が急上昇すると、脳梗塞、脳出血、心筋梗塞が起こりやすくなります。

逆に、血圧が急降下すると、脳貧血を起こしてめまいで倒れることが考えられます。

このように、血圧の急上昇・急下降は身体に大きな負担をかけ、突然死を招くのです。

万が一異常が起こったり、倒れてしまっても、基本的に一人で入ることが多い入浴中は発見が遅れ、そのまま死亡してしまうということが少なくありません。

入浴中に起きた心肺停止状態の発生状況に関する全国調査（東京都健康長寿医療センター研究所）の推計値では、入浴中のヒートショック関連死は全国で約17,000人！！うち高齢者が約８割

これは、同年の交通事故死亡者数（約４６００人）の約４倍にもなります。