いつもHandymanブログをご覧いただき誠にありがとうございます! 本日は少しマニアックな、しかし、とても大切な屋根塗装のポイントをお伝えします! 皆様は「縁切り」「タスペーサー」という言葉を聞いたことはありますか? 屋根塗装の見積り書にしばしば記載のある言葉ですので、少々お時間をいただきご説明をさせていただきます。 ■縁切りとは ■タスペーサーとは こちらがタスペーサーの写真です。 このタスペーサーを、下塗り後に屋根材と屋根材の隙間の間に入れます。 下塗り後にタスペーサーを挿入して隙間を作っておくことで、中塗り・上塗りが終わった後に 屋根材と屋根材の間に十分な隙間を作ることができます。 ■なぜ隙間が必要なのか? 元々、屋根材の重なり部分は、雨が降ったときに、屋根の内部に雨水が溜まらないように隙間から水が流れ出る仕組みになっています。 そこで、カッターなどで隙間に埋まった塗料を縁切りによって切り離すか、タスペーサーを挿入して必要な水の通り道を確保する必要があるのです。 また、これらにはもう一つとても大事な役割があります。 それは毛細管現象を防ぐ役割です。
こうした現象を防ぐのがタスペーサーというわけですね! ■どんな屋根でも縁切りやタスペーサーは必要なの? スレート屋根以外の屋根材、例えば日本瓦や洋瓦はそもそも表面に塗装処理がされていないため、塗装はもちろん縁切りやタスペーサーも必要ありません。 ご自宅の屋根の種類によって、縁切りやタスペーサーが必要かどうかは変わってきます。 |
奥田 理生