今日は地下の雨水排水ポンプ交換です。 【Before】 ↑こちら戸建のドライエリアにある物置内に雨水排水ピット(雨水タンク)がございます。 ドライエリア(庭や道路より低いところにあるテラスの様な場所)は道路の雨水排水管より低い位置にあることが多く、 雨水をピットに貯めてポンプで排水する仕組みになっています。 ↑最近大きな異音がする様になり、外まで聞こえるので確認して欲しいとの事でした。 ポンプを確認したところ、ポンプのスイッチが故障して、ずっと動き続ける状態でした。 ↑水位が下がっても、ポンプが大きな音でウーンと唸っています。 水がない状態でポンプが動き続けるとポンプに不可がかかり完全に停止してしまいます。 雨の日にタンクが満水になって外に溢れ、建物に浸水被害が出る前に早々のポンプ交換が必要です。 【作業中】 ↑雨水タンク内にダクトで空気を送り酸欠防止しつつ作業を行います。 ↑取り出したポンプがこちら、荏原製作所の50DVSA5.4Sと50DVSJ5.4Sです。 この2つのポンプが交互に動くようになっています。 2台のポンプを交互に使用する事で、ポンプへの負荷を減らし、仮に1台が壊れた場合にもう1台が動くことができます。 ↑取り出したポンプはサビと腐食で膨れ上がっていました。 ↑新しいポンプに配管をつけ並べました。 それぞれ、 左が新しいポンプ 右が古いポンプです。 【After】 ↑ピットに納めて配管、配線を行い 動作確認します。 ちなみに、右に下がっているボールは満水警報スイッチです。 ポンプが完全に壊れて満水になると、大きな警報音が宅内で鳴ります。 ↑作業完了です。 今回は雨水でしたが、汚水や雑排水(トイレ、浴室、洗面など)のポンプが故障すると汚水溢れにより大きな被害が出る場合がありますので、 マンホールからの異音がする場合はすぐに点検する事をお勧めします。 住まいの困りごと、小さな事でもHandyman にご相談下さい。 |
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