浴室が ”高基礎” のユニットバス工事の様子を紹介します。
戸建1階のユニットバスです。 1度、タイル貼りの在来浴室からユニットバスに交換しており、今回が2度目の浴室工事となります。
Before renovation 既存は、空間寸法1m10cm×1m60cmのユニットバス。 ![]() ユニットバスには規格サイズがあり、既存は1116(0.75坪)サイズ です。 空間寸法1m10cm×1m60cmの頭数字を取って 、1116(0.75坪)サイズ と呼びます。 1116サイズと記載されていても、メーカーによって実際は1m15cmであったり、1m10cmであったりなどの違いがあります。 リフォームでは、設置に必要な ”空間寸法を基準に商品を選定“ します。
高基礎(たかぎそ)とは? 建物を支える部分の立ち上がり部分を “基礎” と呼びます。 建築基準法上、厚み12cm以上、高さは地盤面から30cm以上必要とされています。 在来浴室において、腰壁の防水のために基礎を高くしているのものを ”高基礎” と呼びます。 ![]()
高基礎の定義 法令の数字より何cm高ければ ”高基礎” という定義はありません。 一般的に、50cm以上から高基礎と呼ばれています。 ![]() 高基礎のメリット ●水害対策 ●湿気対策 ●防虫・防蟻対策
高基礎の判断 高基礎の場合は、設置に必要な有効寸法が狭くなるため注意が必要です。
在来浴室であれば、壁タイルのすぐ裏側に基礎があります。 在来浴室では、壁を叩いた感触から基礎の高さを確認することができます。 ![]()
ユニットバスの場合は、壁と基礎の間には空間がある為、打診では判断できません。 ”在来浴室だったこと” ”既存が1116サイズでること” から、高基礎の可能性を考慮しました。 ![]()
1116サイズへ交換 今回は戸建用サイズでは対応が出来ない為、マンション用の1116サイズ に交換です。 ※LIXIL リノビオV Fタイプ 1116
浴室を解体すると、やはり高基礎でした。 4方全ての壁が高基礎になります。 ![]() ![]() ![]()
こちらは 高基礎ではない浴室 を解体した際の写真です。 高基礎の浴室と比べると、コンクリート基礎部分の高さが低いのが分かります。 ![]()
After renovation ![]() ![]() ![]() ※リノビオV Fタイプ 1116 |
難波 莉沙