屋根のカバー工法の事例をご紹介します。
屋根カバーとは?
既存の屋根材を残したまま、上から ”新しい防水紙” と ”屋根材” を施工する方法です。
表面に出ている屋根材の下には ”防水紙(ルーフィング)” が敷かれています。
下の防水紙にも耐用年数がある為、屋根と一緒にメンテナンスを考えていく必要があります。
屋根カバーでは、既存の屋根を高圧洗浄した後に新たな防水紙を敷き、屋根材、棟板金を施工していきます。
屋根の塗装だけではメンテナンスしきれない、防水紙の寿命も伸ばすことが出来ます。
軽量屋根カバー材
今回施工した屋根カバー材は、 “オークリッジスーパー” という商品です。
アメリカのオハイオ州に本社がある、オーウェンスコーニングというメーカーから出ています。
着色した天然石に水ガラスを使用したセラミックコーティングが施してある為、下記のような特徴があります。
●主成分に金属を使用していない為、錆びない
●柔軟性のある素材の為、割れない
●屋根材に染み込んだ雨水が凍る事で発生する “凍害現象” に強い
●原料のアスファルトと表面の石粒が雨音を軽減
●製造から破棄迄の過程における二酸化炭素排出量が非常に少ない低環境負荷設計
今回は、 ”ブラウンウッド” を施工しました。
After renovation
コロニアルNEO
既存の屋根材は、塗装出来ない屋根材と言われる ”コロニアルNEO” でした。
コロニアルNEOは、セメントと繊維を主材料とする瓦(スレート屋根)の商品名です。
クボタ(現ケイミュー)から2001年4月~2007年12月頃迄製造されてました。
アスベストを含まない ノンアスベスト屋根材 として多くの住宅に施工されましたが、耐久性の低さから製造・販売が終了しています。
今回は、お家の図面にコロニアルNEOの表記がされていた事に加え、屋根材の形状や屋根材1枚1枚が斑に色あせている点などからも判断できます。
▼因みにこちらは、コロニアルNEOではないスレート屋根です。
このように外装工事には、事前の診断を行い既存に合った施工をすることが重要になります。
▼外装関連の過去ブログ
◆スーパームキコート 事例
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