マンションでカーペットから防音性のあるフローリングへリフォームしました。 写真手前が防音性能のないシート状のクッションフロア、奥が防音フローリングです。
固いフローリングよりもカーペットの方が防音性や歩行音の吸収力がある為、 カーペットからフローリングにする際には、マンションの規定をクリアする床材を施工する必要があります。 フローリング材の裏側にクッション材がついているマンション用のフローリングの中でも、 お住まいのマンション規定の”軽量床衝撃音遮断性能”を満たす床材の選定が必要です。 一般的には、軽量床衝撃音遮断性能を示す“LL-45″(床材厚み12mm~13mm)が多く施工されていますが、 今回はLL-45よりも上の軽量床衝撃音遮断性能“LL-40″(床材厚み14mm~15mm)が規定のマンションでの施工です。 現地調査時に、既存のドアの開閉に干渉しないか、段差が出来る箇所が無いかなどの確認を行っています。
リフォームでは既存との取り合いが水平にならない建物の年数により、建物自体や室内の建具などに少なからず歪みが出てきます。 特に、カーペットの様に柔らかく真っすぐではない床から水平垂直のフローリングを施工すると、 今まで気にならなかった隙間や歪みが気になる事があります。 最後に補修屋さんに入っていただき、製品の特性や施工上問題がない範囲で、目立たないよう補修を行い完了です。
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難波 莉沙