先日は、江戸時代に建てられた住宅を見学してきました。 現在の場所に移築し、残されたものです。 立派な茅葺き屋根が重厚な印象です。 厩もあって、1階建てですが天井裏は大きな屋根裏部屋になっており、 藁などをしまったり、洪水などの水害時には避難場所になっていたようです。 奥の間はとても広く作られていて、家族が揃って食事をしていたことがうかがえます。 今でいうところの、リビングでしょうか。 お台所は、土間にあって、昭和の時代のころは、 まだ沢山あったのではないでしょうか。味がありますね。 建具や床もツヤツヤです。 無垢の素材を使いこんで、価値が高まってきた感があります。 便利な道具に慣れた生活をしていると、忘れがちですが、 こういった歴史の上に成り立っていたんですね。 |
板倉 憲一