前回のスポーツに使用されている木材の中から 野球のバットに使用される木材について今回投稿します。 ・バットになる1番の条件は木の硬さ・しなり(木材なら何でも良い訳ではない) ・140㎞のボールを18.44mから投げ打ち返すと瞬間的に約2tの衝撃がある ・最高級品は青タモといわれ「しなり、硬さ、丈夫さ」どれを取っ手も申し分ない材 ・青タモは成長が遅く伐採までに時間がかかる(樹齢80~90年) ・自生地域は北海道の太平洋側の一部(寒冷地の材ほど、良材) ・国内では貴重な材となりTV、CMなどで植林のPR活動を行っている ・日本のプロ野球は青タモ、トネリコ ・米国のプロ野球はメイプル、ホワイトアッシュ=タモ(バリーボンズはメイプルを好む) ・メイプル、アッシュは反発力に優れておりメジャーリーガーは大変好む ・アッシュは木材としては成長が早く樹齢40~50年で伐採できる ・学生野球は竹(バンブー)が安価で折れにくいため、練習に使用している。 ・木材は木目によって衝撃に対する耐久力が違う(強い面で打つ必要がある) ・柾目でボールを打つ、板目で打つと衝撃に弱いため割れや折れやすい ・メーカーマークは板目、打つ面は柾目で構えた時マークが正面に来るのが本来 ・タモ=ヤチタモであり、建材店はカウンターや集成階段などで使用される ・ほとんどが中国から入り、中国の吉林省と北朝鮮との国境地帯(朝鮮族の多い都市) |
青木 大河