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2020年 トイレ リフォーム 注目ポイントのご紹介

~2020年 トイレ リフォーム 比較・注目ポイントのご紹介編~

日本のトイレは世界一綺麗!

今では駅や商業施設のトイレでも当たり前に見かけるようになった「温水洗浄便座」も実は日本ならではの光景と聞くと、意外に感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
 
海外から日本に観光に来て驚いことの1つに、公衆トイレの綺麗さや温水洗浄便座がついていることが挙げられるという話も耳にします。

温水洗浄便座が世界で普及しずらい理由は様々あるようですが(水の硬度、上水道の浄化能力、トイレ内での電気利用可否など)、世界の中でも日本が、トイレを綺麗に、快適な環境にすることにこだわりを持つ国なのは間違いありません。

日本のトイレの歴史

1923年関東大震災の復興をきっかけに、下水道や下水処理場の整備が進み、「汲み取り式トイレ」から「水洗式トイレ」が普及していきました。
 
その後、水洗式のトイレも当初は「和式トイレ」が一般的でしたが、トイレ内が汚れずらく衛生的で、腰掛けることで身体的な負担が少なく、節水も出来るといったメリットの多い「洋式トイレ」が徐々に広がっていきました。
 
1960年代には20%未満だった洋式便器の出荷比率も、2015年には99%超になったそうです。(TOTO便器出荷比率)

数十年前のトイレは汚い暗いというイメージから、綺麗で快適な空間に変わってきたのも、各メーカーによる商品開発の賜物と言えます。


 

洋式トイレでもお掃除は大変!

それでも、毎日家族みんなが使う自宅のトイレ掃除は、負担が掛かり、いつお客様が来ても大丈夫!と言えるくらい綺麗に維持することはかなり大変なイメージがあるかと思います。
 

そこで本コラムでは、いつでもトイレを綺麗に快適に使えるようにという、各メーカーの想いやこだわりが詰まった2020年最新トイレをご紹介させて頂きます。
 

是非本コラムをご一読頂き、トイレのリフォームをご検討いただくきっかけになれば幸いでございます。


 

◆Handymanのトイレは、4社12商品!

トイレの2大メーカーの「TOTO」「LIXIL(INAX)」をご存じの方は多いかと思います。
 
おおまかに「ハイクラス」「スタンダードクラス」「リーズナブルクラス」の3つの価格帯に分けて考えると、下図のような価格表になっております。
 

商品金額→
↓メーカー名
ハイクラス
18万~
スタンダード
10~15万前後
リーズナブル
~10万円
TOTO    ネオレストNX(タンクレス)
ネオレスト(タンクレス)
GG(タンク式一体型)
ピュアレスト(タンク式組合せ)
LIXIL     サティス(タンクレス)アメージュZA(タンク式一体型)
アメージュZ(タンク式組合せ)
cocole(タンク式一体型)
VX-e(タンク式一体型)
オリジナル   LG(タンク式組合せ)
LC(タンク式組合せ)
janis    ココクリンⅢ(タンク式組合せ)
*商品金額に関してはタイプやオプションなどにより変動します。また、施工費用は別途発生いたします。


 

最新のトイレの注目ポイント3つをご紹介いたします

<ポイント1> 実は『便器』が進化している

毎日使うトイレの中で、何が変わったとぱっと見て大きな違いは感じずらいかもしれません。
実はトイレの中でも最も驚くべき進化をしているのが『便器』です。進化の内容をご紹介させて頂きます。

 

<ポイント2> 様々な『機能』が進化している

トイレの『機能』として、皆様想像されるのが、温水洗浄の機能かと思いますが、それだけではありません。最新のトイレに備え付けられた便利機能についてご紹介させて頂きます。

 

<ポイント3> 『トイレ空間』が進化している

快適なトイレ空間にとって実はトイレ本体だけでなく、トイレ空間も重要な要素。
様々なトイレ空間を魅力的なものにするアイディアも含めてご紹介させて頂きます。

 

<ポイント1> 実は便器の 『洗浄方法×カタチ×表面素材』 が進化している

なんとなく、便器のカタチは思い浮かぶかと思いますが、洋式便器になってからさほど変わっていないというイメージの方もいらっしゃるかと思います。
 
実は、トイレ便器は、「汚れが付きずらく、落としやすい」というトイレの最も重要な機能を実現する為、大きな進化を遂げています。
 

◆トイレ掃除でも一番厄介な「トイレのフチの裏側」
トイレのニオイや黒ずみ汚れの原因になっていることはわかっていても、手では触りたくないし、汚れた箇所も見づらく掃除しにくい所かと思います。便器を洗浄する機能上、どうしても、フチを残さざるを得ないと考えられていましたが、画期的な洗浄方法の発明をきっかけに、フチをなくしたトイレが生まれました。
 

◆便器の 『洗浄方法 × カタチ × 表面素材』
TOTO:トルネード洗浄 × フチなし形状 × セフィオンテクト(CeFiONtect) 
LIXIL:パワーストリーム洗浄 × フチレス形状 × アクアセラミック(AQUACERAMIC)
 

(1)洗浄方法
旧:滝のように上から下へ流れる
新:渦巻きのように、便器内を流れる

(2)カタチ
旧:便器洗浄が上から下へ流すため、フチが必要な形状
新:渦巻きのような洗浄方法にすることで、フチをなくした形状へ

(3)表面素材
表面の凹凸をなくし、キズをつきにくくする工夫をすることで、汚れないようになっています。

@TOTO:セフィオンテクト(CeFiONtect) 
特殊なガラス層を焼き付けることで、便器内部表面を100万分の1mmのナノレベルでなめらかな仕上げ。
優れた耐久性があり、長く使用しても防汚効果は長く続きます。

@LIXIL:アクアセラミック(AQUACERAMIC)
水アカの固着を、化学的に防ぐアクアセラミックは、日頃のお手入れで水アカを落とし、いつでもキレイを保てます。
便器の表面にキズがつくとそこに汚れが溜まりやすくなります。アクアセラミックは高硬度のジルコンを釉薬の表面まで含んでいるので、キズがつきにくく、汚れの付着を軽減します。

◆便器の進化の結果、『節水』につながる
汚れがつきづらく、落ちやすくなった結果、洗浄に使われる水の量も減り、節水にもつながりました。
2000年頃までは1回の洗浄で13リットル程度必要だったものが、最新のトイレでは3~6リットルまで節水されています。


 

<ポイント2> 様々な『便利機能』『快適機能』が進化している

(1)キレイ除菌水(TOTO)
ネオレストは、自動で「きれい除菌水」をふきかけて、黒ずみや輪じみのもとになる「菌」を除菌します。
*きれい除菌水は、水に含まれる塩化物イオンを電気分解して作られる除菌成分(次亜塩素酸)を含む水です。
 

(2)鉢内除菌(LIXIL)
プラズマクラスターでいつでも除菌しているから、いつもトイレをキレイキープ。
におい原因菌の除菌効果。プラズマクラスターイオンはトイレのにおいの元となる「におい原因菌」を除菌することで
においの発生を抑えます。
 

(3)つぎ目なしの便座(TOTO・LIXIL)
汚れが入りやすいつぎ目がありません。汚れてもサッと拭けてお掃除ラクラク。
 

(4)お掃除リフトアップ(TOTO・LIXIL)
便座がしっかり上がるから、お掃除しずらいすき間汚れが奥まで拭き取れて、気になるにおいの元もカットします。


 

<ポイント3> 『トイレ空間』が進化している

1993年商品化された『タンクレストイレ』も普及してきました。電気を利用した排水機能により、これまで大きなスペースを取っていたタンクをなくすことで、トイレのコンパクト化・省スペース化が実現されました。
タンク式トイレでは奥行800mm程度必要でしたが、タンクレストイレでは650mm程度に収まりました。トイレを15cm広く使えることは、わずかな差と感じるかもしれませんが、実際に体験するとかなり広くなったと感じられるかと思います。
 
広くなった空間は、お掃除のしやすさ、トイレ用品の収納場所確保、手すりの設置による移動の快適さなど、生活に合わせたトイレ空間を作りにも貢献します。
トイレ交換に合わせて、清潔さをイメージした色合い、アクセスクロスを使って自分好みのトイレ空間にするなど・・・壁紙や床材張替も行うことで、これまでのイメージから一新したトイレ空間になります。 
 

1000年も前の中国の古典『帰田録(欧陽脩)』に、「馬上(ばじょう) 枕上(ちんじょう) 厠上(しじょう)」の三上と呼ばれる言葉があります。現代で考えると、『アイディアやひらめきが生まれるのは、「車や電車で移動中」「寝る前のふとんの中」「トイレの中」』という意味になりますが、どれも日常生活の中で、ふとリラックスするタイミング、というイメージです。
 
トイレをより快適に、リラックス出来るような空間にすることで、素晴らしいアイディアを生み出すことにもつながるかもしれません。

以上、最新のトイレに関してご紹介させて頂きました。多くのメリットのあるトイレリフォームをご検討頂くきっかけになりましたら幸いです。 
トイレリフォームをご検討の際は、弊社までお問い合わせください。