「システムキッチン」の名付け親として知られるクリナップ。2018年2月より「S.S.」がフルモデルチェンジし「CENTRO(セントロ)」となった記憶も新しいですが、9月から「クリンレディ」もフルモデルチェンジ。新たなブランド「STEDIA(ステディア)」として生まれ変わりました。
クリンレディから受け継いだオールステンレスキャビネット
クリンレディといえば、1983年の発売から34年、累計でなんと150万台を記録。システムキッチンの中でも最も販売期間が長く、日本一売れているキッチンと言われています。まさにクリナップの象徴と言っても過言ではないシステムキッチンです。
そんなクリンレディの最大の特徴は「ステンレスキャビネット」。基礎の部分であるキャビネット部分をステンレスにしたことにより、サビやカビ、湿気・熱に強く長持ちするキッチンとなりました。
フルモデルチェンジした「STEDIA」にもその特徴は受け継がれているため、『エイジレスに輝き続けるキッチン』として強くアピールしていますよね。構造そのものが上質なステンレスなので、経過劣化によって悩まされるサビ・カビの発生率が低く、害虫の発生をも未然に防いでくれます。
全体の清潔をキープできるので、末永く愛用できるキッチンなのです。
長期的な目線で、様々なデザインテイストにフィットするキッチンへ
性能だけでなく、「インテリアに調和するキッチン」を目指した「STEDIA」。
一時的なブームやトレンドに流されることなく、時代を超えて愛されるようにと、扉/取手を「ノルディック」「ラスティック」「フレンチレトロ」の3つのテイストをテーマにし、大人なインテリアにも対応するようなデザインになりました。
取手はディティールにもこだわって、全8タイプから選べるように。
特にアンティーク調の取手は全てが同じ風合いにならないよう、エイジングの質感にムラができるよう工夫されています。
また、ワークトップも表情豊かになりました。流れ模様が美しい“コーリアン”。シンプルで清潔感あふれた“アクリストン”。
そしてプロの厨房を思わせる“ステンレス”と、多彩なワークトップで個性的なキッチンを演出できますよ。
よく使うものがすぐ取り出せる「新ゾーンコンセプト」
クリナップが長年培ってきた収納思想である「ゾーンコンセプト」も更に進化しています。使用頻度の高い調理道具をまとめて収納でき、引き出しを半開閉すれば手が届く便利な「ツールポケット」を標準装備。
コンロ下には鍋やフライパンを、シンク下には包丁やボウルにザルなど、適材適所となるように設計されているのもポイント。ポケット本体は取り外しが可能で、中の仕切りも取り外せます。様々なタイプのツールポケットがあるので、使いやすいようにカスタマイズできるところも魅力的です。
実に70%もの調理道具が手を伸ばすだけでサッと取りだせるため、最低限の動きで済ませられるのは嬉しいですね。
汚れにくくキレイをキープ「流レールシンク」と「洗エールレンジフード」
単純にステンレス製だから長持ちというだけではなく、より汚れがつきにくく、キレイな状態をキープしやすい工夫が盛りだくさんです。
「流レールシンク」はシンクを流れる水を無駄にせず、ゴミや汚れを排水口へ効率よく集めてくれる仕組み。後片付けのお皿洗いをしているだけで、自然とシンク内も片付きます。
汚れがつきやすいもうひとつの場所といえばレンジフード。こちらもボタン一つでフィルターとファンの両方をまるごと自動洗浄してくれる「洗エールレンジフード」があります。約2か月に1度、お湯を入れてボタンを押すだけの自動洗浄をしておけば、約10年間ものあいだファンフィルターを取り外す必要がないのだとか。
油で汚れたレンジフードは、掃除しなくちゃと思いつつもついつい手を出すのが億劫になりがちな場所だけに、ほとんど自動洗浄にお任せできるのはありがたいところです。
まとめ
30年以上もの長期間に渡り販売されていたクリンレディ。フルモデルチェンジした「STEDIA」はクリンレディの長所を引き継ぎながら、より使いやすくキレイを長持ちできるよう様々な工夫がされました。
特に今回は、デザイン性が高くなったところもポイントでしょうか。『エイジレス』を謳っているのには、「高い買い物であるからこそ、永く使い続けて欲しい」という想いが込められているそうです。
一生のうちに何回も買い替えることは稀なキッチンですから、将来のことも見据えて、使い続けられるものを選びたいですね。