今お住まいの住宅が古くても、今後も大切に住んでいきたいという思いがある時に、リノベーションで今の生活に合った家にするのも選択肢の一つです。
ですが、一体どの位の費用が発生するのか、どのようなイメージを望んでいるのか、それをどう伝えたら良いのかといったことで悩んでしまうことがあります。期待感と同時にどうしていいか分からない不安に駆られてしまうものです。
リノベーションにかかる一般的な相場とは?
まずリノベーションにかかる費用ですが、一般的な相場が1平米に対して10万円から15万円程度といわれています。1平米15万円以上かかるものは高額に該当します。この1平米に対する基準を頭に入れておいた上で計画を立てた方が安心です。
そしてこの大がかりなリノベーションをするにあたり、大きなポイントがあります。それは業者の選び方です。様々な業者の中から自分に合った業者を選び出してリノベーションを依頼をするのですが、見積もりを見てみると平米当たりの単価が非常に安く設定されていることが稀にあります。
よくよく話を聞いてみると用意されているキッチンは1種類のみで、間取りを変えようとして別に料金が発生した。そんな裏側が隠されていることもあるのです。だからこそ、自分たちの希望に沿った工事を行なってくれる業者を真剣に選ぶことが理想に近づく第一歩となります。そのためには、こちらも準備をしなければなりません。
リノベーションの計画を立てる
準備とは、自分がどのような家にリノベーションしたいのか計画しておくことです。実際に完成した家に住んでみないと分からないリノベーションですが、自分の理想を紙に書きだしておくだけでもイメージが付きやすくなります。リノベーションを検討しているもののイメージが沸かないという方は是非モデルルームを頻繁に訪れることをおすすめします。モデルルームで新しい設備やトレンド、色々なデザインを見てみると良いでしょう。
どういったものが自分の好みに近いのか、どのような雰囲気が良いのかといった具体的なイメージがしやすくなります。モデルルームに行く時間が取れない場合は、リノベーション関連の雑誌に目を通しておくのも1つの方法です。その中で自分の理想のお部屋に付箋をはっておいてください。上手に説明をする自信がなければそのまま雑誌を持参して気になるデザインで見積もりを作成してもらえば、大体の目安が出ます。
ただし、実際に業者へ相談しているうちにこの業者と合わないと感じたら、その時点でしっかりとお断りをすることも大切です。不安や不満の残るまま契約をしてしまうと後から後悔することが多くなります。相談の際はこだわりや希望は率直に伝え、肝心な場面は納得するまで質問をすることです。
見積もり時は業者の意見にも耳を傾ける
さて、業者も信頼でき、具体的な形ができてきたところで全体の見積もり作成の依頼をしてください。自分の希望を詳細に伝えることができれば、大幅なズレのない見積もりが出てくるはずです。もう、ここまできたら、あまり頑なにならずに業者の意見も取り入れてみることも大切です。
リフォーム・リノベーションはお互いの誠実な対応が要ですので、時には自身のこだわりだけでなく業者の話に耳を傾けることも大切になります。見積もりを受け取ってから、予算内に収まらない部分をどのように残しどのようにコストを抑えるかを煮詰める必要があるからです。そのときに、経験豊富なリノベーション業者の意見は必ず役に立つはずです。
どちらにしてもずっと住み続ける場所ですから、後々後悔がない様にご自身と業者のイメージを共有しておきましょう。やって良かったと思えるように、じっくり時間をかけて希望を形にしていくのがリフォーム・リノベーションにとって大切なことです。
「実は、これを言い忘れていた」ということのないように時間の余裕を持って早めに業者と話をしたほうが、納得できる施工に繋がっていくでしょう。