自宅のリフォームを検討している人の中には、実際にいくら費用がかかるのかわからないという人も少なくありません。リフォームの費用というのはリフォーム箇所や会社によって値段が違います。
もし事前に大まかな値段の見積もりをしたいという人は、ネットの比較サイトなどを利用するといいでしょう。一般的にネットの比較サイトは実際の値段よりも高めに設定していることも多いので、記載されている値段の1~2割程度は安くなると認識しておくと安心です。
今回は実際にリフォームをする際にの見積もりについての注意点をいくつかご紹介します。
1、自分がリフォームをしたい場所を明確に
まずは、自分がリフォームをしたい場所を明確にすることが大切です。事前にしっかりと計画を立てておかないと、見積もり段階でリフォームする場所を追加したくなるといったケースもあり、その都度予算を修正することになります。それにより想定予算を超えてしまったり、リフォーム業者に手間を取らせて面倒を掛けることになってしまうのです。そのため事前にリフォーム箇所は明確にしておきましょう。
2、比較する会社は3~4社に絞る
リフォームをする際に、複数の業者にリフォーム費用の見積もりを依頼して比較することが大切ですが、選ぶ会社は多くても3~4社程度に絞ることが適切です。仮に10社に見積もりを頼んだ場合、ほぼ全ての会社で値段が変わるといえます。選択肢を増やすことはそれだけ決断力を鈍らせてしまうことのにも繋がるので、数社に絞ることで決めやすくなるでしょう。
他社の見積もりを見せて値切るのはNG!
その他に注意すべき点に、それぞれの会社の見積もりを他社に見せて減額を迫るというケースです。これは知らずにやってしまう人も少なくありませんが、こういった行為はマナー違反として嫌がれる行為とされています。費用を安くするための交渉は大切なことですが、お互い気持ちよく取引をしていい仕事をしてもらうためにも、信頼関係は大切にしなくてはいけません。
覚えておきたい、リフォーム業者を選ぶポイント
以上を踏まえた上でリフォーム業者を選ぶポイントをご紹介します。まずは法人としての登録を行っているか、建設業の許可の資格を取得しているかです。法律上、リフォーム費用が500万円以下の仕事の場合は建設業の許可を有していなくてもリフォームは行えることになっています。一般的なリフォームの場合、大半が500万以内の費用でできるので、建設業の許可を取得していない会社も多いのが現状です。そういった部分でも資格を取得している会社を選ぶほうが安心して仕事を任せられるでしょう。
工事責任者の確認と工事内容の明細の有無も大切です。工事責任者が誰なのかがはっきりしていないと、リフォーム中に気になったことや何かトラブルがあった際の責任の所在がわからくなります。工事内容の明細も他社との比較をする時に必要で、しっかりと明記されていないと費用のトラブルにも繋がることもあるのでしっかりと確認が必要です。
工事期間が延びた際の対処と、それに関わる追加費用の有無が事前に確認できることも会社選びでは重要といえます。リフォームの工事期間はおおよその目安になるので、状況によっては工期が延びることも少なくありません。その際に追加で費用が発生するかどうかや、掛かる費用は会社によって違います。信頼できる会社はこういった部分を曖昧にせず、しっかりと明確にしてくれるので選ぶ際のポイントとして判断できます。
最後に費用についての相談とアフターフォローの充実です。信頼のできる会社であれば、依頼者の立場になって少しでも費用を抑えられる見積もりの提案をしてくれます。その他にもリフォーム後に定期的に連絡をしてくれる、不具合や困ったことがあった場合にすぐに対応してくれるといったアフターフォローをしっかり完備されていることも大切です。
このように信頼関係をしっかりと築こうとしてくれる会社であれば、依頼する側も安心して任せられるといえるでしょう。