珪藻土
名前は聞いたことある方も多いかと思います。
ここ数年では、建築部材としても多く使われていたり、ホームセンターなどでは珪藻土バスマットなんかも売られています
そもそも珪藻土ってどんなもの？
珪藻土とは、藻類の一種である珪藻の殻の化石よりなる堆積物（堆積岩）です。
藻は地球誕生後、最も早く地球上に出現した原生生物の一つで、光合成(こうごうせい)により地球上に酸素を供給しオゾン層を作り、人間をはじめ動植物の誕生を促した、と言われています。珪藻はこの地球上に5万とも10万とも言われる種類が生息しており、空気中を絶えず浮遊(ふゆう)し、条件が合えば繁殖します。池や水槽にいつのまにか藻が生えるのはこの為です。
珪藻の殻は二酸化ケイ素（SiO2）でできており、珪藻土もこれを主成分とします。
珪藻が海や湖沼などで大量に増殖し死滅すると、その死骸は水底に沈殿します。死骸の中の有機物の部分は徐々に分解されていき、最終的には二酸化ケイ素を主成分とする殻のみが残されます。このようにしてできた珪藻の化石からなる岩石が珪藻土です。
火につよい石として、七輪などにも使われています。
珪藻土の主な効果（壁材として利用した場合）
◎消臭効果
◎調湿効果
消臭、調湿効果は抜群です！しかし、珪藻土自体、自分で固まることができません。
その為、バインダーと呼ばれる「接着剤」を含ませて固まているのが一般的です。
しかし、化学物質を配合してしまうとせっかくの効果が薄れてしまうことと、体に無害かと問われると、化学物質を使っている以上、
100％安全ではないかもしれません。
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