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【定期】火事から立ち直れ! Vol.4 暗黙の了解

お世話になっております。


Handymanリフォームの清光です。

自分の家のブログが続いて申し訳ございませんが、大分施工が進行して参りました。


木工事はほとんどが完了しており、これから内装や設備の取付などに掛かってまいります。



本当に大工さん方、お疲れさまでございました…。

といったところで、地味ながらチームワークにはとても重要な施工をおこなっているんです!というところを紹介したいと思います。

こちらが、内装前の壁の状態です。

薄い黄色味がかった部分は「石膏ボード」と呼ばれる耐火性の壁材になります。

また、下の写真で木材の素地で見える物はベニヤですね。

何故このように仕上げを分けているかというと、石膏ボードは叩くと簡単に割れてしまう素材なのでビスを打っても効きません。

よくDIYで壁にそのまま棚などを取付けた場合にすぐに脱落してしまうのは、壁が石膏ボードで仕上がっている部分にビスを打っているという原因がほとんどになります。

その場合は石膏ボード用の「アンカー」という部材を取り付けて強度を増す事も出来るのですが、本来下地が無い場所にDIYやリフォームでどうしても大がかりにしたくない時に使用する方法の為、出来ればやはりしっかりとした下地を入れる事が大事ですね。

このベニヤがある場所であればいくらでもビスは効きますので。

上の写真では収納部の枕棚を設置する為の下地ですね。

このように分けて壁を貼っていきます。

また、細かい仕事の部分でいうと次の写真です。



お分かりいただけますか?

石膏ボードは本来、端部は処理されておらず、直角で仕上がっている商品です。

その石膏ボードを継ぐ場所をわざわざ斜めにカットしてるんですね。

さて、これは何故でしょうか?




正解は

内装用のパテ処理をしやすくする為

となります。


パテ処理とは、クロスは平滑な面に貼る必要がありますが、リフォームでも新築でも貼る際にはどうしても真っ平というワケにはいきません。

そんな時にこの斜めの切れ込みを入れておかないと、内装屋さんがパテを上手く打てないんです。

平にする為に敢えて凹みを作っておく、という感じですね。

弊社の大工さんでは勿論、これは暗黙のルールとなっており、内装屋さんの為、ひいてはお客様のお家の仕上がりの為、必ず行っているのですが、弊社ではないところではこういった端部の処理を行っていない事もあるそうです…。


といった、チームプレーの為にそれぞれの職方が暗黙の了解で行っている部分というのは結構多くあります。

例えば養生一つとってもそうですね。

細かい気配りをやってくれる職方にこたえるべく、私も細かく手配を行ってまいります!


また次回も施工の一部をご紹介いたしますね。


ご精読ありがとうございました。