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メトロポリタン美術館展

先週、メトロポリタン美術館展を観に国立新美術館に行ってまいりました。

今まで国立新美術館には結構、来ましたが無茶苦茶満足した。という企画展はありませんでした。

しかし今回は別で無茶苦茶良いというか私的にとても大好きな企画展でした♪

メトロポリタン美術館はアメリカ独立90周年を記念し造られた美術館で、設立構想が立ち上がった時には建物どころか収蔵品さえも1点もなかったが現在では美術品の収蔵数は300万点を超える世界三大美術館にも名を連ねるとても有名な美術館。

その中でも割と私的に名作と思う絵画が来ていて今回、展示されている美術品は65点と少なめですがハズレが殆どなくほんとうに満足の行く企画展でした。それに初来日が46点でお初にお目に掛かる作品ばかりで心躍ります♪

エル・グレコ、ベラスケス、カラヴァッジョ、ラトゥール、フェルメール、レンブラント、ターナー、ゴヤ、マネ、モネ、ドガと来ている作品で私の好きな画家を上げていくと枚挙にいとまがありませんが

今回はなんと言ってもラトゥールの『占い師』でしょう‼️‼️‼️

ポスターの表紙にもなっているこの作品。

ラトゥールの『占い師』始めて実物を観ましたが凄い表現力‼️絵に引き込まれてしまいます。

『いかさま師』を、観た時は大好きなラトゥールの作品ではありますが心惹かれませんでした。なので今回も系統的にはよく似た昼の風俗画なのであまり期待はしていませんでしたが凄く好きな作品で私的に惹かれたのは人の表情の描写その人たちの思惑をとても良く表現されています。

他の作品も大体いい作品ばかりなので言うまでも無いと言う感じですが

セザンヌの『リンゴと洋ナシのある静物』はとても良かったです。

今までセザンヌの作品を一度も良いと思った事はありませんでしたがこの作品は別で何が良いと説明するのは難しいのですが心惹かれます。あえて言うならバランスなのかしら?

さすがは「近代絵画の父」と呼ばれ後世の画家達に影響を与えただけの事はあると納得しました。キュビズムへの流れを少し感じる事が出来ます。

他はフランソワ・ブーシェもフラゴナールもエリザベート・ルイーズ・ヴィジェ・ルブランもジョシュア・レノルズもジャン・レオン・ジェロームもとても良かったですし、

後は今まで余り知らなかったグイド・カニャッチの『クレオパトラの死』やピーテル・クラースの『髑髏と羽根ペンのある静物』はとても魅力的でした。

長くなりましたが最後に

ルノワール

ルノワールは私の中で当たり外れが多いなと思う画家でそれは彼が生涯に渡りいろいろ挑戦し画風を変えているので至極当然の事なのですが今回、来ていたのは2点で『海辺にて』と『ヒナギクを持つ少女』

私が好きなのは『海辺にて』の方でこの作品はラファエロの作品に出会い新古典主義に興味を持ちデッサンに重点を置いた時の作品で印象派と写実の融合がとても上手くいっていて大好きです。色彩と人物の表現がとても良いですね〜

ほんとうにとても良い企画展でとてもお勧めの企画展です。興味のある方は是非行ってほしい企画展です。

私はまだ観たりないのでもう一度観に行こうと思います。