こんにちはHandymanブランドマネージャーの森田です。
今年は11月に雪が降ったかと思えば、12月に入ってからは暖かい日が続いていて、気温の変化が激しいので、体調を崩している人も多いようです。
そろそろインフルエンザなども流行ってきている様ですので、皆様も十分注意して、年末までもう少しがんばりましょう!!
さて、この秋に外装診断をさせていただいた墨田区のI様邸にて、外壁塗装の現場が、先日、12月初めからスタートしました。
I様邸は、築25年の鉄骨造、3階建て+PH階の建物で、外壁は正面と東側の2面がタイル張り、裏面と北側の2面はALCパネルです。
北側の外壁面は、以前は隣接する建物が建っていたので、タイル貼りでは無く、ALCパネルのままで仕上げとなっていました。
ALCパネル(軽量気泡コンクリートパネル)とは、珪石、セメント、生石灰、発泡剤のアルミ粉末などを主成分にし、超高層ビルから一般住宅にも使用されている外装材です。多孔質、軽量、無機質で耐久性が有るのが特徴です。
塗装は今回が2回目ですが、外壁の劣化も進んでいて、ちょうど塗替えの時期と成っていました。
外壁の劣化診断では、先ずはチョーキング現象の確認をします。
チョーキング現象とは、紫外線による影響で塗膜の結合が弱くなり、塗料の顔料が粉状になって浮き出てくる現象です。
顔料が抜け切ると防水性は完全に失われて、多孔質のALCパネルが雨水等を吸水して膨張し、割れや凍結による爆裂の原因となります。
パネルの継ぎ目には、シーリング(コーキング)材で埋められていますが、シール材のヒビ割れ・切れ・剥がれが見受けられました。
劣化した部分のシーリングは、打ち直しが必要です。外壁塗装時に必要な箇所の打ち直しや、増し打ちを行なう必要があります。
窓サッシ回りのシーリングもかなり劣化が進んでいますので、こちらの防水処理も早急に必要となります。
足場が設置されて、昨日は高圧洗浄にて先ずはタイル面の壁も含めて、キレイに洗浄を行ないました。
大きな建物でしたので、高圧洗浄だけでも昨日は丸々1日かかっての作業となりました。
工事完成は今月下旬を予定しています。
続きは、またご報告します。