こんにちは。Handyman 世田谷店の工藤です。
木戸の修理です。
風情のある日本建築、ステキなお家です。
しかし、木戸の木枠が朽ちてしまってます。
水がまわってしまったのでしょう。
ボロボロというか、あったはずの木が無いです。
鴨居もこの状態。
なかなかですね。
まずは下地となる木材を取り付け。
新たな木枠を取り付けます。
材料は水に強い檜です。木肌が滑らかでいい香りがします。
日本の木造建築が長持ちするのは、この木肌が大事なのです。
西洋では、塗装して雨から木材を保護しますが、昔の日本建築ではカンナで表面を滑らかにする事で木肌を滑らかにし、水をはじくようにします。
切れ味の良い日本刀と同じように、カンナの刃やノミを作る日本ならではの技法です。
もちろん、カンナでなめらかに削る技術がなければなりません。
とはいえ、私にそこまでの技はないので、あらかじめ材木屋さんに作ってもらいました。
塗装しました。
扉は再利用です。
少し下がっているのが気になります。
裏はこんな感じ。
今、こんな建具を作る職人さんは少ないでしょう。
隙間が水が入らないように、シールしてあります。
これから30年以上長持ちして欲しいところですね。
お家の修理が好きです。
特に古いお家。
風情あるお家をもっと長く使って欲しい。
手入れをすればするほど愛着が湧きますから。
古いものを大事にするっていいですね。
お家の修理は、ハンディマンにご相談ください。