寝台特急「カシオペア」。
これまで、何度かこのブログで取り上げてきた、私にとって思い入れのある列車です。
初めて乗車したときの夢のようなひと時。
いつかその姿が見られなくなる前にと、カシオペアに思いを馳せた日々。
そして、最後の運行を迎えたときの寂しさ。
そんなカシオペアが、今度は我が街・大宮に姿を現しました。
これまでの記事も、よろしければご覧ください。
https://handyman.jp/blog/kasho/150827・カシオペアが消える前に・・・
2026年10月16日(金)の夜。
大宮駅西口に建設中の「(仮称)桜木PPJ」の敷地内に、カシオペアの車両が設置されたと聞き、さっそく現地へ足を運んでみました。
今回設置されたのは、カシオペアの1号車「スロネフE26-1」。
展望室タイプの「カシオペアスイート」を備えた車両です。
現地に到着すると、そこには養生シートに覆われた車両の姿がありました。
まだ車体の全貌を見ることはできませんが、建設中の施設の一角に、確かにカシオペアがいます。
あのカシオペアが、今、大宮にいる。
そう思うと、何とも不思議な気持ちになりました。
目の前にある車両を見ながら、改めて感じたのは寂しさでした。
かつてカシオペアは、美しい銀色に輝く車体を連ねた12両編成で、上野駅から北海道・札幌へと向かって走っていました。
その堂々とした編成美は、本当に魅力的でした。
しかし、今ここにあるのは、たった1両。
共に走ってきた11両の仲間たちは、長野の車両センターへ運ばれ、解体されてしまいました。
あの美しい銀色の車体を連ねて走る姿は、もう見ることができません。
そう思うと、やはり寂しいですね……。
あの12両編成の雄姿が、今でも目に浮かびます。
でも、寂しい気持ちだけではありません。
この1両が、我が街・大宮に残ってくれたことが、とてもうれしいのです。
かつて12両編成で輝いていたカシオペア。その一片ともいえる車両が、こうして大宮に残り、新たな場所でその姿を見せてくれました。
カシオペアに魅了された私にとって、思い入れのある車両が身近な場所に残るというのは、何ともありがたいことです。
これからは、カシオペアのことを思い出したくなったら、大宮に足を運べばいい。
そこに行けば、あの銀色に輝く車体を眺めながら、かつての12両編成の雄姿に思いを馳せることができます。
もちろん、あの頃と同じ姿ではありません。
それでも、カシオペアの一片が、この大宮にいてくれる。
そう思うと、寂しさの中にも、うれしさが込み上げてきます。
「(仮称)桜木PPJ」は、2027年春の完成が予定されています。
今はまだ養生シートに覆われていますが、これから整備が進み、どのような姿で展示されるのか楽しみです。
かつて北海道・札幌への旅を彩り、多くの人々を魅了した寝台特急カシオペア。
12両編成で走る姿は、もう見られなくなってしまいました。
それでも、その一片がこうして残り、これからも大宮の街で見ることができる。
巨星は去りました。
けれど、その一片の星は、我が街・大宮に残ってくれました。
これからも、大宮でカシオペアに会える。
そんな楽しみができたことをうれしく思いながら、また完成した姿を見に来たいと思います。
