畳の交換に伴い、和室の床下地をやり変えました。
畳の下にある木の板は “荒板(あらいた)” や ”畳下板” などと呼ばれ、
既存の畳に凹みが何か所もある場合は、この板が傷んでいる事が多いです。
特に、戸建1階の床下が土の場合は土からの湿気の影響を受けやすく、畳が凹む原因になっています。
今回対応したお家は、畳下板の傷みに加え、畳下板を支える根太の間隔が広いことも原因でした。
【根太(ねだ)の間隔とは?】
均等に荷重を分散させて、ひび割れや変形を防ぐために、一定の間隔で配置される構造部材です。
根太ピッチとも呼ばれ、一般的に “30cm3mm(1尺)” か “45cm5mm” の間隔で根太が配置されます。
フローリングなどの洋室の場合は、30cm3mm、畳などの和室の場合45cm5mmが多い傾向にあります。
今回は畳下板を剥がした際に、根太ピッチが45cm5mmよりも広く設定されていることが分かり、
急遽根太の本数を増やして補強することになりました。
【床下地やり替えの様子】
既存の畳と畳下板を剥がします。
既存の根太と根太の間に新たに根太を足して、根太の間隔を狭くしました。
畳下板は、根太に対して必ず垂直になるよう設置します。
合わせて、床下に潜って点検が出来るように、簡易的な点検口を設けました。
畳を戻して終了です。
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