最近需要が増えている ”吊戸棚なしキッチン” の施工事例を紹介します。
吊戸棚とは収納の1つで、壁の上部や天井に直接取り付けられた収納棚を差します。
現在はキッチン下台自体の収納が充実しており、
上に物を収納する吊戸棚は使い勝手が悪いと、吊戸棚なしプランでの需要が増えています。
今回 ”吊戸棚なしキッチン” をご紹介するのは、30年築の1階のキッチンリフォームです。
キッチンを解体すると、吊戸棚の裏側は吊戸棚を固定する為の ”下地ベニヤ” が入っていることが多いです。
こちらの壁も、吊戸棚が設置されていた壁は下地ベニヤ、
その他の壁は不燃材である ”石膏ボード” や ”ケイカル板” と呼ばれる板が施工されていました。
キッチンパネルの施工
キッチンのリフォームでは既存のタイルを剥がすと、
下地のベニヤやボード迄痛めて補修が必要になる事が多々あります。
その為、リフォームでは既存の壁タイルの上からツルツルの ”キッチンパネル” を貼る
”onタイル工法” で施工されることが多いです。
今回は吊戸棚が無くなる為、既存のタイルの上からに”キッチンパネル”を貼ると、
キッチンパネルと吊戸棚が無くなった部分の壁紙仕上げの段差が目立ってしまいます。
既存のタイルは全て剥がし、傷んだ壁は大工さんにて張替えました。
キッチンパネルを施工する職人さんと壁紙を張る職人さんが異なる為、
どこまで壁紙で仕上げるかをしっかりと伝えます。
職人さんは大変そうでしたが、既存の窓高さとレンジフードの幅が合うところで、
キッチンパネルを加工してもらいました。