”中間ダクト” とは
マンションなどでよくみられる、天井裏にある送風装置のことです。
ユニットバスの換気扇には、
壁付けの “パイプファン” と天井埋込型の “ダクトファン” があります。
ダクトファン(天井埋込型)の内、親機と呼ばれる1つのダクトファンで子機・副吸込口を換気するものがあります。
中間ダクトは、”親機”と”子機”のダクト経路中間に設けられている送風機を指します。
例えば、換気扇から給気口や排気口までの距離が長い場合やダクトの曲りが多い等、
1台のダクトファンだけでは空気を送る力が不足する際に、設置されます。
換気扇と同様に中間ダクトも劣化しますが、
天井裏に隠ぺいされている為、簡単に中間ダクトの交換が出来ません。
現在は、メンテナンスのしやすい中間ダクトを設けないダクトファンが主流となっている為、
浴室解体時に中間ダクトを撤去することが多くなっています。
ユニットバス交換には、どの換気扇を設置するか選定が必要
ユニットバスでは、天井埋め込み型の “パイプファン” が主流になっており、主に3種類に分かれます。
①1室換気:浴室単体で稼働
②2室換気:浴室or洗面所orトイレのどれかが稼働すると、他1つが連動して稼働
③3室換気:浴室or洗面所orトイレのどれかが稼働すると、他2つが連動して稼働
▼親機+子機(副吸込口)の組み合わせ
②と③は、マンションなどでよくみられる種類で、親機と呼ばれる換気扇の力をかりて、他の部屋の換気を行っています。
メーカーさんのカタログに「●室換気」と記載がある為、基本は既存と同じ種類の換気扇を選定します。
②③の換気方式で、先ほどご紹介した中間ダクトが間にある場合は、撤去するかどうかの確認が必要になります。