はいさい!ぐすーよーちゅうがなびら。(皆さん、こんにちわ)
さて、前回の続きです。
急遽明日に迫った期限、気がついたら私は漢和辞典を抱きしめて海辺におりました。
ここしかない、今から夜明けまでになんとか頼む、何か降ってきてくれと神、いや紙頼み。
ページをめくりながら、刻々と過ぎる時間に焦りが募ります。
実は、子につけたいなぁという名前がありました。
「ラララ」です。
フンと鼻で笑ったあなた。
真剣です、真面目です、ラララです。
しかし、誰にも受け入れてもらえませんでした。(奥さんは受け入れてくれました!)
キラキラネーム扱いされ、泣く泣く諦めたのです。
どうして「ラララ」なのか?
それはここでは言いません。
次第に空が白み始めてきました。こんなに辞典をめくったのは中学生の時の中間テストの前日でもありません。
ここにきて、ちらほら案が降ってきはじめました。
しかしどれもピンと来ません。案の定奥様からも却下。。
もう寒いし帰りたい。
まず、子供への願いみたいなものを書き出して見ます。
素直で健康。以上。
正直これだけです。これ以上でも以下でもありません。
そして、よぎったのは亡き父との思い出でした。
石垣島の於茂登岳の麓で、父と農作業をしていた時の思い出でした。
於茂登岳かぁ。
うん?
於茂登。
オモト。
イモト?
オモト!
オモト良くね?
よし、オモトに決まりました。
漢字をどうするか?
よぎったのは、おさげ髪のシータがその右側をムスカの銃弾によって飛ばされる直前に叫んだ一言です。
「人は土から離れては生きてはいけないのよ!」
土だと、すこしドカッとした印象になってしまうので、
上を伸ばして、
はい、来た、もうこれ。
士も、奇跡的に「と」と名乗りで読めます!ビバ漢和辞典!
案というものは、降ってくるものではなく、めくって、めくって、めくりめくものなんだなぁ。
すっかり夜も明け、愛すべき横須賀の海を背に感謝を告げて、その車中で、身震いするほど、なんか泣けてきてしまいました。
良い名前だ、オモト。想士。
名前って例えば飼い犬だと、クロとか白とかポチとか。
あの黒猫も、ジジ、じゃないですか。
要は元来、呼び名それ自体に余り意味はなくて、特徴とか単に呼びやすさだったり、例えば思うのは、咄嗟の事故や災害時、叫ぶほどの名前に耐えられる様な呼びやすさとか。
例えば「いちのしんー!」て叫びづらい。
名前て大変。
でもひとつ大仕事をこなせた喜びがあります。
名付けにこれくらい語れないといかんと思います。
因みにまだまだエピソードはあります笑。
という訳で長々と2部構成でお届け致しました。
想士、おもとです。
皆さま、ゆたしくうにげーさびら!
だいぶ親バカ投稿ですみません笑
そして、いつか私が「オモトーっ!」と救いを求めて叫ぶのかも知れません。。