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木のアレコレ⑩

前回のモミジとカエデに続きまして、

今回は赤く色付く紅葉と黄色く色付く黄葉について投稿します。

・元々、葉の中には黄色の色素(カロチノイド色素)と緑色の色素(クロロフィル色素)があり、緑色の色素は葉の葉緑体の中にあり光合成の主役である

・日射の強い夏には光合成が盛んに行われ成長の為の養分がまかなわれる

・秋など日射が弱くなると得られる養分を消費が上回る為、落葉の準備に入る

・同時に緑色の色素も不要となる為、分解され消滅する

・元々含まれている黄色の色素が目立つようになる=黄葉

・黄葉する木の代表例としてブナ、ミズナラがある

・黄色の色素が少ない葉は白っぽくなる

・植物の中には緑色を分解しつつ葉の中に最も含まれていない赤い色(アントシアニン)を作る植物がある

・緑色の色素が分解される一方で赤い色の色素が作られる=紅葉

・黄色の色素と同じ程度に赤い色素が作られるとオレンジ色の葉になる

・葉の殻から飛び出した緑色の色素(クロロフィル)は主に青色の秤を吸収して有害な物質(活性酸素)を生成して植物の細胞組織を破壊していく

・細胞組織の破壊現象を酸化障害という

・青い光を遮る事が出来れば有害物質の生産を防止出来るので、赤色素(アントシアニン)が発生する(赤い色の色素は青い色の光を吸収する)

・青い光を受けなくなると活性酸素も作られず、次の春の為の養分を十分に蓄えられる

・植物にとって、かきいれ時の繁忙期にあたる